レンタルサーバーの選び方ガイド
初心者でも迷わない、初めてのレンタルサーバーの選び方
目次
レンタルサーバーを選ぶポイント
まずはどのような目的で利用するかを決める
サーバを借りるといっても様々なプランがあります。同等の機能でも業者によっては料金に差がでます。サーバを借りる際にはまずはどのような用途・目的で使うのかをしっかり検討しましょう。契約期間や解約の制限などはあらかじめ確認しましょう。
サーバを借りるのが初めての方や、ほかの業者のサーバを使ってみたい方には無料お試し期間を利用して実際の使用感を試してみるのがおすすめです。(業者やプランによってお試し期間を設けていない場合もあります。またお試し期間中は一部の機能が使えないなどの制限がある場合などもあります。)
まずはレンタルサーバーの種類を知る
レンタルサーバーには主に4つの種類があります。まずは主な用途から契約するサーバを絞り込みましょう。
種類 | 主な用途 |
---|---|
共用サーバー | 小規模サイト向け |
VPS | 小〜大規模サイト向け |
クラウド | 中〜大規模サイト向け |
専用サーバー | 大規模サイト向け |
共用サーバーの特徴
個人サイトやコーポレートサイトなど一般的なホームページを公開する用途であれば共用サーバーを選ぶのがよいでしょう。専門知識が不要で最も簡単にホームページを公開できます。料金は月額数百円〜5,000円程度のものが一般的です。
VPSの特徴
VPSはバーチャルプライベートサーバー(Virtual Private Server)の略で、専用サーバの自由度と共用サーバーの低コストを併せ持つサーバーです。共用サーバーでは同じマシンを使用している他のユーザー(契約者)が起こした障害の影響を受けることもありますが、VPSでは他のユーザーの影響を受けにくいという特徴があります。またroot権限(管理者権限)を付与されるので、独自のプログラムやソフトウェアをインストールして使用することができたり、サーバー運用の自由度が高いのが特徴です。ただし、取り扱うにはサーバーに関する専門知識が必要になってきます。料金は月額数百円〜数千円のものが一般的ですがスペックの高い物だと10,000円以上のプランもあります。
クラウドの特徴
クラウドサーバは他のサーバタイプと比べるとスペックや拡張性が高く、目的に合わせたサーバやネットワークを構築できるのが特徴です。
サーバのCPUやメモリなどを自由に選べます。また時間単位で課金する方式などを採用している業者もあります。
サービスのリリース時には低スペックでコストを抑え、サービスの拡大に合わせてスペックをあげるなどといった使い方やECサイトで閑散期はスペックを下げてコストを抑えるなどといった使い方ができます。
専用サーバーの特徴
専用サーバは、1台のサーバをまるごと利用できるプランです。サーバのリソースを全て自由に使えます。
root権限を持つことができるので、プログラムやデータベースなどはすべて自分の使いたいものを追加できます。
アクセスの多いショッピングモールやコミュニティサイトなど比較的大規模なサービスに適しています。
通常は申し込みから利用が開始できるまでに時間がかかることがあります。
料金は月額数千円程度が相場ですが、プランによっては100,000円を越えるものもあります。
目的にあった機能を確認する
管理画面やコントロールパネルの仕様を確認して利用できる機能だけでなく使いやすさなども確認しておきましょう。
レンサバの主な機能
レンサバには主に次のような機能がありますが、業者やプランによっては機能が異なります。あらかじめ必要な機能が備わっているか確認します。
- 電子メール(作成できるアカウント数、メール転送、迷惑メールフィルタなど)
- Webサーバー(マルチドメイン、サブドメインの利用など)
- CGIの利用(フォームやCMSの導入など)
- アクセスログ
- データベース
- FTP機能
- SSL
トラブル対応やセキュリティ対策など信頼性の高さを確認する
安定性
企業サイトなど安定して運用が求められるサービスで使用するサーバーなどは特に安定性の高いサーバーを選ぶ必要があります。サーバーにトラブルが発生した時に、早急に対処されるかはサーバー選定には重要な問題ですから、障害を最小限に抑える体制を整えている業者を選ぶと良いでしょう。
セキュリティ対策
商用サイトなどはウィルス対策などセキュリティ対策をしっかりと行っているかを確認しましょう。
データバックアップ
データの消失時に備えてサーバー内のデータを定期的にまるごとバックアップされているかを確認しましょう。バックアップの頻度や保存する世代数なども合わせて確認しておくとよいでしょう。
サポート体制
トラブル時にサポートが受けられるかどうか
サポート体制は業者やプランによって異なります。あらかじめどのようなサポートを受けれるのか確認しておくとよいでしょう。業者によってはメールのみの対応だったり、有料での電話サポートを設けている場合もあります。