SSLサーバー証明書の選び方

SSLとはSecure Socket Layerの略でインターネット上の通信を暗号化する技術です。パソコンやスマートフォンとWEBサイトのサーバー間の通信データを暗号化し、データの流出や改ざんを防ぎます。
個人情報を始めとする重要なデータの通信をするサイトでは必ず導入しましょう。

最近ではLet's Encryptなど無料で利用できるSSL証明書も普及しており、利用者が増えています。エックスサーバーなどはLet's Encryptを利用して無料でSSL化できます。導入はサーバーパネルから簡単に申込めます。

独自SSLが使えるレンサバまとめ

SSLを導入するにはSSLサーバー証明書を用います。
ドメインの所有者を証明するサーバー証明書を認証局に発行してもらいます。

認証局が発行する電子的な証明書によってSSLによる通信の暗号化やウェブサイトの情報の送信先を確認することができます。

SSL証明書の重要性

SSLサーバー証明書は数多くのウェブサイトで導入されています。
特にお問い合わせフォームやECサイト、会員制サイトなど個人情報や重要情報を扱うサイトではSSLを利用するのが一般的です。

インターネットユーザの約7割は怪しいサイトのはアクセスしないという調査結果がでています。
訪問者と、WEBサーバーとの通信を暗号化することにより、情報漏洩から安全性を確保する事が出来ます。

SEO対策

検索エンジン大手のGoogleが検索ランキングの評価のひとつにSSLの使用を公式ブログで発表しています。
常時SSLはSEOに良い影響を与えます。

認証方法で選ぶ

SSLサーバー証明書は大きく分けて以下の3種類に分類されます。

証明書を選ぶポイントはウェブサイトの訪問者にサイト運営者の実在性の程度をどのレベルで示すかによって選びます。

例えばEV認証を採用しているサイト(銀行のインターネットバンキングなど)を見るとURLの蘭に緑色の文字で社名が表示されています。
視覚的にも運営者がわかりやすく安心度が増します。

そこまでのアピールが不要であれば企業認証やドメイン認証でもよいでしょう。

ドメイン・サブドメインに応じた証明書を選ぶ

一般的なSSLサーバー証明書は、FQDN(Fully Qualified Domain Name)単位で購入しますが、複数のサブドメインに対応したワイルドカード証明書やマルチドメイン対応証明書もあります。

ワイルドカード証明書は、1枚で複数のサブドメインに対応できるので、サブドメインを使って複数のサイト運営で使用したりできます。

マルチドメイン証明書はメインのFQDNに代替FQDNを追加することでマルチドメインに対応します。

FQDNとは、DNS（Domain Name System）などのホスト名、ドメイン名（サブドメイン名）などすべてを省略せずに指定した記述形式のこと。例えば、「www.atmarkit.co.jp.」はホスト名「www」とドメイン名「atmarkit.co.jp」をすべて揃えたFQDNである。

http://www.atmarkit.co.jp/aig/06network/fqdn.html

ドメイン認証

企業認証

EV認証