ドロップシッピングの商品紹介記事作成方法
商品紹介のテクニック
ユーザの心をつかむキャッチコピー
顧客は、キャッチコピーで判断する
顧客は、基本的に細かな文字は読んでいません。ページで最も目立つキャッチコピーを流し読みしながら、商品を探しています。
どんなに商品が魅力的で、丁寧な商品説明を心がけていても、目に留まるキャッチコピーがなければそれに気づいてもらうことすらありません。
誰にどんなメリットがあるか具体的に書く
キャッチコピーは「誰にどんなメリットがあるか」を具体的に書かなければなりません。新聞や雑誌ではなく、ダイレクトメールやスーパーのチラシのキャッチコピーを思い浮かべてみましょう。何が得なのかが伝わる、利用者目線のキャッチコピーになっています。これと同じようなキャッチコピーにします。具体的な顧客を想定した商材選びができていれば、どんな顧客に売るのかが明確になり、キャッチフレーズも考えやすくなります。
商材によって書き方のポイントを変えてみる
キャッチコピーは、ショップで扱う商材によってアピールするべきポイントが変わります。例えば有名ブランドの商品を探している人は、商品の機能やよさを熟知しているので、買うか買わないかは主に価格で判断します。
逆に相場が知られていない商品では、価格は有効なアピールポイントにはなりません。そのため、ファッションや食品では、「おしゃれ!」や「旨い!」という言葉がよく使われます。しかし、どんな風におしゃれなのか、どんな風に旨いのか、具体的なことが伝わらないと、売れるキャッチッコピーにはなりません。
また、キャッチコピーには、顧客の背中を一押しする力が必要です。例えば、「残り3日限りの大セール」や「先着○名様だけの特別価格」といった具合に「限定」であることを強調したり、「売れ筋、人気商品」と売れている商品であることをアピールしたりします。
買いたいと思わせる商品説明を作る
商品説明に最低限必要な情報とは
キャッチコピーで興味を持った顧客に、具体的な商品の魅力を伝えるのが商品説明の役割です。どんな良い所があるのかを紹介します。商品説明で絶対に書かなければ逝けないことは、色、形、重さやサイズ、用途や機能です。面白い情報ではないですが、なくてはならない要素です。こうした内容は表にまとめると見やすいでしょう。
メーカーの情報をそのまま載せるだけではダメ
DSPでは、メーカーや卸会社からの商品説明の原稿を提供していますが、一般的なことしか書かれていません、そのため想定している顧客に向けて、書き換える必要があります。
類似商品があれば、素材や機能がどう違うのか、新製品であれば、既存製品と何が違うかを説明します。ポイントを箇条書きにするのも、読みやすくするよい方法です。
商品説明は商品の長所を書くのが基本ですが、購入した顧客がすぐ気付くデメリットは、きちんと書いておいたほうが信頼を持たれます。
結論から書くとわかりやすい文章になる
商品説明は内容もさることながら、わかりやすい書き方、見せ方に気を配ることも重要です。ななめ読みをしただけで、内容が伝わるような書き方を目指しましょう。
もっとも大切なのは、結論を最初に書くことです。例えば新聞では、見出しを見れば、事件のポイントがわかります。その後に続くリード文を読めば、事件の概要がわかり、記事を全部読まなくても、大まかな内容がつかめるようになっています。
仕入れ不要は、ドロップシッピングの弱点
通常のネットショップでは、商品を仕入れる前に、展示会に出かけたり、サンプルを提供してもらったりして、現物を見てさまざまな情報が入手できます。
しかしドロップシッピングでは、仕入れがなく、手に触れたことがない商品を売ることになります。そのため、ドロップシッピングの商品説明は画一的で具体性のない文章になりがちです。自分のショップの商品を自分で購入することもできるので、可能な範囲で実際に購入してレビューしましょう。化粧品のような口コミの影響力が強い商品には特に効果的です。
顧客は商品を買って何をしたい?
DSPから提供される商品説明をそのまま掲載しても、商品の魅力は伝わりません。提供される商品説明の多くは、ヒット商品、優れたデザイン、お手軽、安い、カラーバリエーションが豊富といったありきたりの切り口で書かれているからです。
商材を選ぶとき、「これはどんな顧客に売ろうか」と考えます。このときに想定した顧客が、この商品を使ったらどんなメリットがあるのか、これを使ってどんなことができるのかを考えて行くと、説得力のある商品説明ができあがります。ネットショッピングの利用者は、大抵「節約」「安心・安全」「健康・美容」の3つを手に入れたいと思っています。これを参考にオリジナルの切り口を見つけてみましょう。
商品のアピールポイントを言い換えてみる
商品のアピールポイントが見定まったら、それが顧客の生活にどんな変化を及ぼすかを考えてみましょう。
レトルト食品なら「朝食も毎日食べられ元気に出社」、LEDライトなら「電池が長持ちで災害時も安心」、美容・健康食品なら「○代の自分を取り戻す」など、具体的なイメージで言い換えると、ぐっと商品のメリットがわかりやすくなります。
連想ゲームで組み合わせてみる
スーパーの食品売り場をみると、キュウリの横に金山寺味噌を置いてあったり、食肉売り場にはレトルトの鍋の素が置いてあったりと、メインの商品と一緒に使うものが並べてあります。このように商品を組み合わせて、「これも買っておこう」と思わせるのもテクニックの一つです。
例えばYシャツ、一人暮らしのための掃除グッズ、シェーバー、下着などをセットにした「新社会人セット」や、ダイエット器具と一緒にサプリメントや体臭・口臭を予防するアイテムをまとめた「40代メタボ解消セット」といったように組み合わせます。
ちょっとひねった所では、豆乳専門ショップにして、豆乳クッキーと豆乳石鹸など、豆乳でできたものを集めるというのも、新しい切り口になるでしょう。
商品の組み合わせや提案は、ショップのキャラクターになり、ほかのショップと差別化することにもつながります。
記事ができたら
公開前に読んでもらう
商品説明は書き慣れていないと、意図が伝わりづらい文章になったりします。公開する前に一度、家族や友人などに読んでもらい、わかりやすいか、意図がちゃんと伝わっているかを確認してもらいましょう。
誤字・脱字は信頼できないショップと判断される
頻繁に間違った記述があると、顧客は信頼できるのかどうか不安になってしまい、購入をためらいます。誤字や脱字、商品名の間違いなどには、特に気をつけましょう。
「てにをは」のおかしいところや、表記揺れのチェックは、ワープロソフトの校正ツールを使うと便利です。「日本語文章構成ツール」などの無料で利用できるWEBサイトを活用してみるのもよいでしょう。
商品名、ブランド名は英字、カタカナの併記で
顧客は商品名で商品を検索すると思いがちですが、メーカー名やブランド名、型番号で検索する人もいます。そのため、商品詳細には、必ずメーカー名や型番を記載しておきましょう。また、アルファベット表記の商品名やブランド名は、カタカナで検索する人も多いので、カタカナも併記しておきましょう。このとき、うっかり間違いやすい社名もあります。先にワープロに単語登録しておくと間違いが少なくなります。