ドロップシッピングで商品が売れたら

ドロップシッピングの仕組み

商品が売れたらどうすればよいか?

商品をカートに入れたあとは、DSPの仕事

初心者向けのDSPでは一般的に、顧客がカートに商品を入れた段階で、DSPの決済システムに画面が切り替わり、顧客が住所、氏名、クレジットカード番号などを入力する仕組みになっています。決済がすむとDSPが商品の発送まで行うので、商品が売れてもドロップシッパー側は特別することはありません。

一方、プロ向けのDSPでは、商品販売の責任者はドロップシッパーとなります。この場合は、発送手続きや個人情報の管理も自分で行う必要があります。

集客に専念できるのがドロップシッピングのメリット

決済管理や商品の発送をしなくてよいからといって、何もやることがないと言うわけではありません。売上げレポートを見て、どの商品がどれくらい売れているのか、利益はどれくらいあったのかを定期的にチェックしましょう。

思ってもいなかったものが売れていたり、期待していた商品がさっぱり売れていなかったり、やってみないとわからなかったことがたくさんあります。

なぜ売れないのか、なぜ売れたのか、その理由を考えて売上げアップをはかります。実際にどれだけうれて、どれだけの利益をあげているのか、数字のデータをもとに分析しましょう。

そして、売れている商品をもっと目立つところに表示してみたり、売れていない商品はキャッチフレーズを再考したり、価格を変えてみたりと、原因を推理しながら改善を試みるのは、ドロップシッピングの醍醐味でもあります。

支払いの確認

一定額以上の報酬がないと支払われない

ドロップシッピングでは、1ヶ月間に売れた商品の売上げから、卸値を引いた残りが報酬として支払われます。しかし、商品が一つでも売れればすぐに報酬が支払われるというわけではありません。

DSPでは通常、最低支払額が定められています。もしもドロップシッピングの場合、報酬が1000円に満たない時は、支払いは翌月に繰り越されます。最低額の1000円に達してから、初めて報酬の支払いが始まるのです。

経費が差し引かれることもある

利益から販促経費やシステムの利用料を差し引くDSPもあります。たとえばリアルドロップシッピングでは、同社のサービスでのみ利用できるポイントを顧客に発行する機能があります。ポイントは商品の割引と同じなので、販売価格から仕入価格とポイントの発行額を差し引いた金額が報酬になります。

Seesaaドロップシッピングの場合は、商品が売れたときにシステム利用料が差し引かれる仕組みになっています。

また、顧客への送料を負担しなければならないDSPもあります。プロ向けのDSPでは、顧客が払い込んだ代金から、卸値と送料をDSPに振り込むシステムを採用していることもあります。

DSPによって報酬の支払い方法が異なるので、事前に報酬の支払いのシステムを確認しましょう。

キャンセル、返品の費用負担は?

購入した商品を顧客がキャンセル・返品するということもあります。そのときの報酬はどうなるのでしょうか?

もしもドロップシッピングでは、購入後のキャンセルや返品の受付もDSPが行います。返品にかかる送料は、購入者かDSPが負担します。キャンセルや返品があったときには、その分の売上金額があったときには、その分の売上げ金額が報酬から差し引かれるだけです。

ただし、DSPによっては、キャンセルにかかる費用は、ドロップシッパーが負担しなければいけないことがあります。

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