ドロップシッピングの目的と方向性を決める
ドロップシッピングの基礎知識
目的を明確にする
副業としてやるのか、お小遣い稼ぎでやるのか?
ドロップシッピングを始めるうえで最初にやっておきたいことは、商品を決めることでも、ドロップシッピングサービスプロバイダーをさがすことでもありません。ドロップシッピングにおける自分のゴール地点を見つけることです。お小遣い程度の収入でよいのなら、少ない労力で効率よく販売できる仕組みを作ることが重要です。逆に収入の柱の一つとしてやっていきたいのなら、それなりの時間と労力をかける覚悟を持っておくことが必要です。
売上げ目標計画を立てる
目標が決まったら、今度はそれを達成するための売上げ目標計画を立てましょう。ドロップシッピングは気軽に始められますが、集客、商品の追加、サイトの更新、メルマガの発行など、やるべきことはたくさんあります。しかし、これらの作業には「やるべきとき」があるので、それが明確になっていれば効率よく作業を進められます。
開店当初は、積極的なアピールをしなければ顧客は来てくれません。SEOや検索連動広告に集中的に時間を使います。サイトへのアクセスが増えたら、アクセス解析を使って、商品説明や商品構成の再検討をしながら、商品を買ってもらえるよう改善に力をいれます。
商品が売れたら、購入してくれた顧客を常連にするため、メルマガの発行やセールなどの販促活動を行います。常連の顧客をつかまえることができればしめたものです。定期的な収入が期待できるようになります。常連が増えてきたら新しいジャンルの商品を開拓したり、新規ショップを開店したりすることで、さらに売上げアップを狙います。
こうした一連の流れを理解して、今何をすべきかが見えてくると目標達成も実現しやすくなるでしょう。
ショップの方向性を決める
コンセプト作りの重要性
ショップ作りの前に、もう一つ決めておかなければいけないことがあります。ショップのコンセプトです。コンセプトを決めることで、「どんな商品がある店」なのかが明確になります。
「コンセプトを決める」というとなにやら難しそうに感じますが、「テレビや雑誌で話題の商品が必ずある」というのも立派なコンセプトです。ただし、話題の商品は多くのネットショップで売っているので、「このショップで買いたい」という理由がなければなかなかうれません。売れるショップのコンセプト作りには、もうひとひねり必要なのです。
コンセプトに迷ったら○○専門店
どうしてもよいコンセプトが思い浮かばない。そんな時は、これから作るショップが「誰のためのどんな専門店」なのかを考えましょう。顧客はOLなのか専業主婦なのか、性別、年代、職業などターゲットの属性を設定していき、ターゲットとする人のライフスタイルを想定しながら、この人だったらどんな商品が必要なのだろうと考えます。
コンセプト作りの最終的な目標は、「誰のために、どんな商品を売っているのか」「自分の店で買ったらどんなメリットがあるか」を明確にすることです。可能であれば、一言で説明できるコンセプトが理想的です。コンセプトは、シンプルなほど伝わりやすくなります。
お悩み解決コンシェルジュショップ
コンセプトの一例として、お悩み相談解決ショップを考えてみましょう。たとえばダイエット相談やアトピー相談、メタボ対策相談のサイトを作り、顧客の悩みを解決しながら関連商品を販売するというショップです。
本業に関連した商品があるなら、知識や経験を活かして商品購入のアドバイスをすることができます。専門分野の案内をしながら商品の販売も行う、いわばコンシェルジュショップです。